松本清張『 霧の旗 』のあらすじと結末は？ネタバレ、キャスト

松本清張『 霧の旗 』のあらすじと結末は？ネタバレ、キャスト


霧の旗 の主役の堀北真希

松本清張『 霧の旗 』のあらすじ ネタバレ

桐子（堀北真希）は、知的障害の弟の正夫（古畑新之）と、
貧しい暮らしながらも、 幸せに暮らしていた。

食品加工工場で働いている桐子、知的障害をもつ弟の正夫も
仕事をしながら質素に暮らしていした。

弟の正夫は給料をもらった帰りに、
近くの家で、菊江と目が合う。
菊江は、若い男を見送っていた姿を見られたので、
バツが悪い。
口止めのために1万円を渡します。
受け取らないので、給与袋に差し込みます。

この1万円が事件の始まりとなるのです。


桐子は、給与袋のお金が合わないので、問いただすと
もらったといい、桐子は、他人から理由のないお金を
受けとってはいけないと言い、すぐに返しに行こうとするが、
正夫は自分一人で返しに行くといい、翌日菊江の家に立ち寄る。

この時、菊江は何者かに殺されていた。
道に出たところを、血の付いた1万円札を握っていた
正夫は、通りがかりのおまわりさんに捕まってしまいます。

桐子は警察に「正夫は犯人ではない」というが、 警察は
聞く耳を持たなかた。

桐子は、大塚弁護士（椎名桔平）に弁護を頼みに行く。
冤罪を得意とする大塚弁護士ではあったが、
人気弁護士となっていた、大塚弁護士は、
場所が遠いこと、弁護費用が高いことを理由に断る。
その日は、レストラン　水無瀬（みなせ）のオーナー　
河野 径子（木村佳乃）と、密会を約束していた日でもあった。

しっかりと手を出せないままに向かえた、判決の日、
無期懲役の判決がでる。
刑務所に入ってから、熱中症になり獄死してしまう。

知的障害の弟が捕まった時には大きなニュースとなったが、
刑務所での獄死は、何のニュースにもならなかった。

桐子は、依頼を断わられた大塚弁護士に
やるせない気持ちは消えないでいました。

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松本清張『 霧の旗 』のあらすじと結末は？

桐子は、仕事も追われることなり、上京し、 キャバクラ嬢になります。

桐子の依頼を断った大塚弁護士は、依頼を断った事に
後ろめたさもあったのか、調査を始め、事実は違うだろう
と予測はできたものの、本人はすでに死亡。

週刊誌記者の阿部は、 桐子に「大塚弁護士が真相をつかんだようだ」
と伝えるが、桐子にとっては、大塚弁護士を許せない気持ちの方が
大きくなっていた。

その頃、桐子は、同僚のキャバ嬢の信子から、
恋人である杉浦健二の様子を探ってと頼まれる。

杉浦を尾行していた桐子が、尾行していた日、
部屋から、出てきた人間がいたが、すぐ後に、
大塚弁護士の愛人である 径子も部屋に入るのです。

径子は、桐子に証人として頼みますが、
桐子は、事件現場にあった、犯人のライターを
自分のバックに入れてしまいます。

径子は、犯人として逮捕され、
径子と愛人関係にあった大塚弁護士は、社会的地位を
失ってしまいます。

桐子の仕事場に出向き、ライターの提出を頼むと
自分のいう事聞くように交換条件を出します。

その条件とは、男女の関係になるようにというもの。

翌日「大塚に偽証を迫られて犯された」
桐子は、刑務所にいる径子に手紙を送ります。
桐子の復讐でした。

ライターは、匿名で警察に送り、真犯人が捕まります。
刑務所から、径子が出てくる時に、迎えにいった
大塚弁護士の横を何も言わないで、無視して、
通りすぎた径子でした。

大塚弁護士は、妻も愛人もすべてを失うことになります。

『 霧の旗 』キャスト

桐子：堀北真希　柳田 桐子役
桐子の弟：古畑新之　　柳田 正夫役

カリスマ弁護士： 椎名桔平　大塚 欽三役
大塚欽三法律事務所所員： 橋爪功　田岡　衛役　
週刊誌記者： 高橋克実　阿部 啓一役

レストラン　水無瀬（みなせ）のオーナー：　木村佳乃　河野 径子役
レストラン　水無瀬（みなせ）の副マネージャー：　福士誠治　杉浦 健二役
キャバクラ　ホステス：　谷村美月・信子役　

警視庁のベテラン刑事：　 渡辺いっけい　大屋役　　
でんでん　佐々木弁護士役 他

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